お米のとぎ汁でスキンケア 期待できる美容効果とは?
お米のとぎ汁には、市販の化粧水などにも配合されている米ぬかと同じ美容成分が含まれています。
例えば、抗酸化作用が高いビタミンCやビタミンE、皮膚を補修する働きを持つビタミンB1、保湿作用のあるセラミド、天然オイル成分などなどです。
ピーリング効果
とぎ汁の中に含まれる米の細かい粒子により、ピーリング効果があるといわれています。
ピーリングとは、英語で「剥ぎとる」という意味の「peel」からきた言葉です。
古い角質を取り除き、ターンオーバーを正常にする「角質ケア」の一種になります。
ニキビ予防・改善
ビタミンB1には、炭水化物や糖分の代謝を良くしてくれる働きがあります。
ビタミンB1の働きにより、ターンオーバーの乱れを整え、ニキビが出来にくい肌質に改善できると期待されます。
美白・保湿効果
肌のバリア機能を高めるセラミドにより、適度な潤いを保ち、紫外線に負けない肌作りを促すといわれます。
お米のとぎ汁を使った洗顔は、石けんだけで洗顔するのと違い、肌がつっぱらず、しっとり潤いが実感できますよ。
まずは、お米のとぎ汁を作ろう
お米のとぎ汁は、お米をとぐだけ、ですが。
洗顔に効果的なとぎ汁は、次の割合です。
- お米をとぐ。初めは、たっぷりの水でさっと洗い、手早く水を切る。
- 指に力を入れ、お米の粒どうしをこすり合わせるように念入りにとぐ。
- といだお米に水を加える。3合に1カップが目安。
- お米と水をよくかきまぜる。
少しとろっとした汁になると思います。
お米のとぎ汁は生ものです。ビンなどにつめて、保存しましょう。
消費期限は、常温で3時間程度、冷蔵庫なら半日程度が目安です。
使ったお米は、何度か水を替えてといで、炊いて食べてくださいね。
どうやって、お米のとぎ汁で洗顔するの?
洗顔の前に、クレンジングでしっかりメイクを落としましょう。
いったん、石けんで洗顔しておくと、より効果的です。
米のとぎ汁は、そのままでは成分が濃すぎて、肌への刺激が強すぎます。
洗面器に移し、お湯で1.5倍ほどに薄め、よくかき混ぜて人肌の温度にしてから使います。
- 米のとぎ汁で軽く洗顔する。
- 米のとぎ汁を両手にすくい、5~10回程度、顔全体になじませるように洗う。
米のとぎ汁でアゴから頬へ、頬から眉、ひたいへと、下から上へなでるように顔を洗います。
手で強くこすると、肌が痛む原因になります。優しく、そっと洗いましょう。
シミやソバカスなど気になる部分には、指の腹で軽くなでるように。
朝の洗顔も効果的
一晩、冷蔵庫に入れて保存したお米のとぎ汁を使います。
- 朝、ぬるま湯で洗顔をした後、蒸しタオルを使って顔をじっくり蒸す。
- 冷蔵庫から出した米のとぎ汁を洗面器に入れ、1.5倍ほどに薄める。
- こすらないよう気をつけながら、30回程、米のとぎ汁でバシャバシャと洗顔する。
- タオルでやさしく水気を拭き取り、化粧水や乳液で保湿ケアする。
色白のもち肌になれる、かも?
とぎ汁洗顔を続けることで、肌の色が明るくなったというご意見もあります。
気をつけてはいても、紫外線の影響を受けやすい夏。