中村格子先生
中村格子(なかむら かくこ)先生。1966年生まれ。
横浜市立大学医学部卒業。
医学博士、整形外科専門医、スポーツインストラクターであり、よこはま健康づくり広報大使でいらっしゃいます。
2014年4月、東京都渋谷区代官山にスポーツ整形外科専門のDr.KAKUKOスポーツクリニックを開業。
著書は、2010年に「女医が教えるマジカルエクササイズ」を刊行。
ご自身がモデルとなり、エクササイズを指導する説得力が人気となり、その後も「ツンツンくびれ体操」「おしりビューティー」「伸筋力トレーニング」などを出版されました。
そして、2012年、講談社「実はスゴイ!大人のラジオ体操」は、発売3日で15万部を記録。
「もっとスゴイ!大人のラジオ体操」「いきいきシニアの大人のラジオ体操」を含め、シリーズ累計80万部を超えるベストセラーとなりました。
「あさイチ」をはじめ、数々のテレビ番組に出演され、年齢や体調に応じた「正しい運動習慣・食習慣」で、若々しく美しい身体を手に入れることを提唱されています。
「やせる」=「きれいになる」は間違い!?
「40代以上の方はダイエットの誤解を解くことが大切」とおっしゃる先生。
ダイエットといえば、体重の増減ばかりを気にしがちですが、「太っていること」と「たるんでいること」は違います。
大切なのは体重そのものではなく、筋肉と脂肪の多さ。
筋肉と脂肪の関係
筋肉と脂肪の関係は、体重の重い、軽い、肌のハリ、たるみの関係から、4つのエリアにわけられます。
- 体重は重く、肌のハリがある。
- 体重は軽く、肌のハリがある。
- 体重は軽く、肌はたるんでいる。
- 体重は重く、肌はたるんでいる。
同じ体重でも、筋肉が多ければ、若々しく見えます。
筋肉が少なく、脂肪が少なければ、老けて見えます。
筋肉が少なく、脂肪が多ければ(日本人の美意識では)醜くみえてしまいます。
一文字で表すと、1のエリアは「若」、2のエリアは「美」、3のエリアは「老」、4のエリアは「醜」です。
食事を減らして体重を減らすと、筋肉が落ち、皮膚がたるんでしまいます。
リバウンドすることで、脂肪が増えてしまい、4のエリア「醜」に。
逆に、脂肪がない人が体重を減らすと、ますます「老けて」しまうことになります。
たるみを解消し、筋肉ありの若々しい体型に
40代からは、2のエリアではなく、1のエリアを目指しましょう。
筋肉と脂肪のよいバランスを保って肉づきもよく、ハリのある体型を目指すことで、2のエリアに近づくことができるそうですよ。
大切なのは筋肉をつけることです。
体重が減らなくても、筋肉がつけばハリのある体型をつくることができます。
筋肉をつけるエクササイズ ストレッチ
筋肉をつける運動の前に、まずは、ストレッチで身体をよく伸ばします。
上半身のストレッチ
- 指の先を肩につけ、息を吸いながら胸を張るようにひじを後方へ開く。
- 息を吐きながらひじを閉じる。1、2を5回繰り返す。
- 指の先を肩につけ、内側に5回、外側に5回行う。
下半身のストレッチ
- 両足を肩幅より広めに大きく開いて、つま先とひざを外側に向ける。
- 両ひざを曲げて腰を落とし、ひざの内側に手を置く。
- 左手で左ひざが内側に入らないように押し、左肩を右側にひねって5秒キープ。
- 右側も同様にひねる。左右3回づつ行う。
身体をほぐしたら筋トレ
必ず、ストレッチで身体をほぐしてから行いましょう。ゆっくり動かすことがポイントです。
上半身の筋肉トレーニング
- 両腕を前に伸ばし、指先を合わせて胸の前に輪をつくる。
- 息を吸いながら腕を上げ、息を吐きながら下げていく。5回繰り返す。
下半身の筋肉トレーニング
- 肩幅より広めに足を開き、つま先とひざを同じ方向に向け、背筋を伸ばして立つ。
- 手を太ももに置いて腰を落とす。このときひざがつま先よりも前に出ないようにする。
- 背筋を伸ばして股関節を曲げる。ひざを45度程度までゆっくりと曲げたら、ゆっくりと元に戻す。5回繰り返す。
※体に痛みがある場合は、主治医に相談してから行ってください。
中村格子先生は、以前から存じておりました。先生のラジオ体操の本も持っていますよ。
やはり、筋肉は大切なんですね。このところ、あちこちで「筋トレで美ボディ」というのを見かけます。
年齢がいくと、筋肉が衰えがちなので、意識的に筋トレしていきたいと思います。
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